2009年5月5日火曜日

できればもう1本行けたかな?【剱岳八ッ峰】

山スキー同好会番外編その2。
めっこPの合宿報告です。

日時 2009年5月2~4日
ルート 室堂~剣沢BP1~八ッ峰~池ノ谷乗越BP2~剣岳~平蔵谷~剣沢~室堂
メンバー 高橋、浅瀬(めっこ)

5月2日
前日まで仕事でばたばたしており朝5時に浅ちゃんに自宅まで迎えに来てもらう。行きの車中で睡眠を確保させてもらい、立山駅に着いてみると人出がすごく、室堂までのバスチケットを手に入れるまでに1時間を要してしまう。バスに揺られること1時間あまりで室堂に到着し、今日の目的地である剣沢に向かう。久しぶりの歩荷がつらく、室堂乗越まで汗だくになりながら向かう。剣沢には13時頃到着し、ぽかぽか陽気の中、外でのんびり水を作り、飯を食い明日に備え早々に就寝した。



5月3日
朝3時起床で5時前にテン場を出る。剣沢ベース方式のほかのパーティーに比べ、明らかに荷物が重く、足取りも重い・・・。八ッ峰への取り付きに1・2峰間ルンゼの登りは上部にいくほど急傾斜となり、2ピッチだけロープをつける。2時間ほどで稜線に出て、高度感あるナイフリッジ、雪壁などをこなしほどなくⅤ峰の下り。懸垂2ピッチで抜ける予定だったが、下りる方向を間違え、ロープが引っかかったりするなどして1時間ほどロスしてしまう。当初の予定ではⅤ・Ⅵコルで一泊の予定だったけど、時間的に余裕があったのでそのまま上半に突入する。上半は下半に比べ、ナイフリッジの細さ、雪壁の斜度ともにグレードアップし、浅ちゃんが遅れだす。Ⅶ峰へ登りからはアンザイレンして慎重に歩みをすすめる。しかし、既にトレースされているのでドキドキ感は半分ほどである。結局、八ッ峰の頭に着いたのは16時過ぎであった。池ノ谷乗越には既に3張りほどの先客がおり、斜面を削り寝床を確保する。






5月4日
当初の予定では、そのままチンネに継続する計画だったが、パートナー同士での意思疎通に問題があり、トレーニング不足が明らかだったので頂上経由で下山することにする。6時にテン場を出て、7時には頂上着。別山尾根を下るのを止めて、平蔵谷経由で剣沢へ。計画を断念したことで一気にテンションが下がり、剣沢のだらだらした登りが辛い。剣沢のテン場跡地で大休憩し、もう一泊して源次郎あたり登ろうかと相談するも、計画変更もあれだということでそのまま下山。室堂に向かうにつれて人込みもひどくなりテンションは下がるばかり。室堂駅は地下鉄の駅並に込み入っておりいらつく。1時間待ちでバスにのり、美女平でも1時間またされやっとで下山。





総括するならば、トレースを追うだけに終始しメジャールートをこなしただけで、せっかくの好天続きであるにもかかわらず成果が1本だけと、ちと物足りない合宿だったかな・・・・。でも、帰りの道すがら、「安全であればまた来れるよ」と見知らぬおじさんに言われ、まさにそのとおりかもしれないと今は思います。

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