2009年2月28日土曜日

雪質さえ良ければ・・・【関田山脈・鍋倉山】

日時 2月28日(土)
メンバー 高橋、永井、崎田(めっこ)
ルート 温井集落~鍋倉山東尾根~鍋倉山~北東斜面~鍋倉山・黒倉山鞍部
     ~鍋倉山~東尾根~温井集落

ジョアンナが楽しめそうなルートとして選定した鍋倉山。ブナ林の素晴らしさが評判である。出発は早まるけど行動時間は短めなのでと思ったけど、彼女の仕事の都合でキャンセルとなる。再度変更しようかと思ったけど、ブナ林の評判は相当なものであることから癒し系ツアーとして行ってみた。

少々遠出であるから3時30分集合で、眠たい目をこすりながら高速をひた走る。妙高の山々も下部は黒々としており悲しくなる。日が昇るにつれて2月とは思えぬ雰囲気であるが、自分の感覚を1ヶ月くらい早めて眺めればザラメ滑りもいいかもしれぬと思い出す。

鍋倉山は標高が低いにもかかわらずまあまあの積雪量で、取り付きから素晴らしいブナ林の間をぬって登り上げる。数日前に降雪があったらしく、真っ白な斜面と、まぶしい青空の下では気分が弾む。その上、樹林の間隔もテレマーク向きで帰りが楽しみであった。

2時間ちょっとで頂上に着いてしまい、断面観察とコンプレッションテストの儀式を終わらせ、北東斜面に滑り込む。モナカ状の雪に足をとられそうになるけど、何せシチュエーションが素晴らしい。可能な限り滑り下り、300mほど登り返し。再び頂上から往路を戻るが、時、既に遅し。モナカ雪は状態を悪化させ、腐り雪に変貌を遂げており、メローな斜面を優雅なターンを刻むのは難しかった。けれども、1時間程で車止めまでもどり、風呂に入って帰路に着く。

妙高や北信地域は距離的には遠く感じるけど、高速沿いにあるから運転も楽だしいずれは高速1000円時代がくれば通ってもいいエリアだと再認識しました。寡雪の年だから雪を求めて新しいエリア開拓をできているのが、今シーズンのいいところだと思います。



○本日の断面観察結果
場所   鍋倉山山頂(abs1288m)
積雪深 250cm
断面概況 新雪5cm/しまり雪10cm/ザラメ2cm/しまり雪40cm
       /ザラメ3cm/しまり雪
テスト結果  CTM 15 @ 20cm ザラメ




2009年2月24日火曜日

日影を狙って 【粟立山 日影沢】

日時:2/22(日)
メンバー:Hさん、永井(めっこ)





あらい道の駅AM6:30発、西野谷集落の除雪終了点に向かう。田んぼを横切り、万内川沿いの林道を歩き出す。

雪に覆われてよくわからないが、どうやらこの一帯は砂防公園として整備されているようで、お地蔵さんもしっかりとヘルメットを装着しており、日影沢出合には、ご丁寧にここが日影沢であると看板も設置されている。

心配した沢割れも標高500m以上はしっかり埋まっており、滑走もぎりぎりまで楽しめそうだ。
帰りに滑る沢の様子を見ながら左岸の尾根をひたすら詰める。
やがて粟立山が無木立の真っ白な姿を現す、だがよくよく見ると
気温上昇で、一面小さなデブリだらけ、おいしそうな斜面なのだが。

快調に登るHさんの後、一向にペースが上らない私。それでも一歩一歩上っていくうちに稜線に到着。
若干雪庇が発達した稜線をトラバースして山頂へ。
山頂からは大毛無の北面、妙高、火打、そしてシャルマン火打~日本海の展望が開ける。
特に山頂のすぐ隣にある小ピークから流浜谷へ下る斜面は非常に魅力的に見える、今回は下部の沢割れが遠目にも確認できたので、あきらめることに。

暫し休憩ののち滑走、なるべく雪質のよさそうな北面を選んで滑るとこれが思ったより快適。
貸切の斜面にまたも雄たけびを発しながらシュプールを刻む。

途中ビンディングのネジがすっぽ抜け、板から外れそうになるというトラブルがあったが応急処置で事なきを得る。自由なのはカカトだけで十分だ。早めに気付いてよかった。。

斜面は標高900m付近で一旦平坦になるが、その後2度目のお楽しみ、日影沢の源頭部に滑り込める。
日影沢の名の通り、比較的良質の雪が、日差しを免れて保存されていて、期待以上の雪質。
あっという間に沢割れ手前の地点まで到達。沢割れを横目に、登りの尾根へ乗っかり、出合まで最後のすべりを楽しんだ後、滑らない腐った雪をひたすら漕いで、田んぼを突っ切り12:30終了。
標高の低い割に、藪に悩まされることもなく、長い距離を滑れて満足でした。

田んぼ
ヘルメット地蔵
日影沢出合
山頂方面を望む
崩落地形の斜面

シーズン最初で最後?のファットスキー山行  【黒姫山東面】

日時 2/21(土)
メンバー Hさん、永井(めっこ)

週末2日間、スキーに行けることになった。うまく都合をつけてくれた
東京のHさんと信濃町の道の駅で合流、黒姫スキー場に向かう。

Hさんは今回K2 obSETHedで登場。強烈なトップ幅(138)に、自分のファット
(Kalhu JAK)がもはやフツウの板に見える。
第2ペアが9:30頃まで動かず、待ち時間を利用してスキー場内の非圧雪コースを
何度か滑走。雪は良いがいかんせん距離が短く欲求不満気味。

10時にリフトトップよりスタート、既に10名程度が取り付いており、立派な高速道路が
開通している、トレースをありがたく利用させてもらう。
結局先頭グループに追いついたのは、山頂まであと高度100m程度のところ。
そこから若干ラッセルを交代する。気温も上がり、徐々に雪も重さを増してくる。
スキートップがすぐにもぐり、日ごろ運動不足の身にはこたえた。

そうこうするうちに稜線へ、このころから晴れ間が出てきて視界はいい感じ。
しかし雪の状態はどんどん悪化しそう。休憩もそこそこにドロップインすることとする。

夏道が走る尾根の北側を丁寧に狙っていこうと相談。
最初にドロップインしたH氏の雄たけびと雪煙にいやがおうにも期待が高まる。
自分も飛び込むと、これが大当たり、今シーズン最高といえる粉具合。
顔にピチピチあたる粉が心地よい。2人ともにやけっぱなしで夢中で滑る。

標高も1400より下るとさすがにブッシュをよけながらの藪スキーとなり、
雪もかなり重たくなってくる。
最後は激モナカの斜面をこなし、あとはひたすらトラバースでスキー場へ戻り終了。
今シーズン最後?かもしれないパウダーを満喫できました。

2009年2月14日土曜日

リフトトップは美味しかった [金剛堂山]

山行報告【金剛堂山 竜口川左俣左支流】
日時:09年2月7日(土)
メンバー:浅瀬、村上、下村、(めっこ)、野口(一般)

利賀スキー場にて野口さんと待ち合わせ。
野口さんとは山スキーをご一緒するのは初めて。野口さんはTLTスキー一式という最新のギアを身にまとい興味津々。

ゲレンデトップまで券(300円)×3枚必要だが、1,500円/6回券のチケットを購入し2人で分ければ750円/人で行ける。
日焼け止めなどを塗りながら9時スタートのリフトを待つ。

リフトトップには9:30到着。
他にも数パーティー入山するようだが、こちらはノンビリと出発です。

アップダウンの少ない稜線を一上りした所で、東側の尾根を一滑り。
これが大正解!緩斜面にふわりとパウダーを撒きながら滑っていく。
しかし滑り降りてから気付いたが、この尾根、リフトトップから丸見え。ゲレンデから見える所での滑降はマナー違反です、スミマセン。

150mほども滑った所で樹林がうるさくなり、ここから軽く稜線まで上り返し。
この滑りに味をしめ、次の東尾根もいただく(こちらはゲレンデからは見えませんでした)。
こちらも快適至極!ごちそうさまです。

稜線に上り返し、無風快晴の空の下、金剛堂山の山頂を眺める。
仁王山や白木峰、その奥には北アルプスの峰々が。
「イヤー、気持ちいいわいねー」と皆ニコニコである。

それでは帰路の谷に入りますか。
しかし、滑り初めから谷の雪が少なく、早々に水流が覗く。
右岸側をトラバーストラバースで行くが、下村さんがかなり難儀。
記録では「初級ルート」とあったが、これでは確実に中の上。
目を三角にしながらなんとか堰堤まで下ると、野口さんは平気な顔で「わしー、こんなヤブ山結構好きねんてー」とのたまう。うーむ、参りました。
あとは林道をかっ飛ばしゲレンデに合流して下山。

こんな寡雪のコンディションでは、スキーリフトを使って高度を稼いで、あとは支尾根をつまんでは上り返す、を繰り返してゲレンデで帰る、というのも一つの選択肢かも。
しかし山スキーの醍醐味としてはかなり味気ないよなー

2009年2月9日月曜日

失敗は成功のもと【奥飛騨・四ッ岳北面台地(猫岳経由)】



日時 2009年2月8日
メンバー 高橋、浅瀬、横田(めっこ) 形屋、ジョアンナ(フウロ)


朝3時30分に集合して横田さんの待つ平湯へ向かう。途中まで全く雪の気配がなかったものの道の駅を過ぎたあたりから雨が雪に変わり心が弾む。

横田さんと合流し、キャンプ場へ向かうとぞろぞろと車がやってくる。ベルグラの柴ちゃんにも遭遇し、雪不足であるからか皆行き場に困り同じエリアに集中してしまうのか?

カリカリ斜面に新雪が乗った状態で登りにくい尾根だが、先行パーティーを怒涛の勢いで追い越すと渡渉点への分岐を見落としてしまい、違った尾根をひたすら登ってしまう。いずれ合流できるだろうという甘い読みが外れてしまい、藪の濃い痩尾根を怒涛の勢いで進む形屋さんを呼び止めることができず、二度と戻ることはできなかった・・・。

四ッ岳のピークハントはあきらめ、とりあえず大崩山経由で猫岳に向かい、最悪猫岳のルートを戻ってヒッチハイクでキャンプ場へ戻るつもりだったけど、みんなの熱意もあり、猫岳くらいには登り、そこからコルを経由して北面台地へトラバースする計画に変更する。

なんとなく失敗山行の雰囲気がして嫌な予感がしたのだけど、これが大
成功!。猫岳頂上からコルへ向けての斜面は吹きだまった雪がフカフカで予想外の大当たり!四ツ岳直下のカリカリ斜面に比べれば、ノントラックパウダーをいただくことができたことでテンションがあがる。そのまま元気よくトラバースもこなし北面台地へ向かう。











↑ベルグラPが四ッ岳から撮影した猫岳に偶然僕らが写っています。
さて、分かるかな?(クリックして拡大してみよう!!)


台地は地形が複雑な上、樹林の間隔もそれほど広くなくテレマーク向きではないのが解せないが、雪質が良さがその分を補ってくれた。にしても、見通しの悪い尾根では下る方向が定めにくく細切れ状態の滑りとなってしまう。二度と失敗はしたくないとの思いから、今回はしっかりとコンパスをふりつつ樹林の間を滑り抜ける。どうにかこうにか登りのトレースにたどり着き、行きで見逃した渡渉点も無事に通過しキャンプ場に戻ることができたのであった。

予想に反し天気も雪質もよく、はたまた登りの尾根を間違えしまった失敗も終わってみればなんとも楽しい思い出となってしまい、色褪せないうちに思い出話を語るべく、そのまま居酒屋へ向かってしまったのであった。

(猫岳直下の滑り)




(四ッ岳北面台地の様子)


メジャーであるが故に・・・【妙高・三田原山】

日時 2009年2月7日
メンバー 高橋(めっこ)ほか5名

さすがはメジャーエリア。2時間くらいののぼりでかな りの距離を滑れます。その上、藪も少ないのでテレマ -ク向きの山でしょう。

ちょっとしたアクシデントもあったけど、(詳細はこちらhttp://d.hatena.ne.jp/toyama-rouzan/20090207) 天気もよく、雪質もまあまあで外輪山の内側も滑ることもでき満足でした。

が、記録を書こうにも登りで楽したせいか、はたまた、人 が多すぎ山全体がゲレンデの様相を呈しているからかい かんせん言葉がつながらないであった・・・

やっぱり求めるのは、でっかい斜面に刻まれる自分達だけ のシュプールかな~。

(ゲレンデのような斜面を滑る)

2009年2月7日土曜日

【ハライ谷】-2009年2月1日(日)



メンバー: 高橋,浅瀬,永井(めっこ),ジョアンナ(フウロ)...の予定でしたがせっかく駐車場まで来てくれた高橋リーダーはそこでリタイヤ!最近インフルエンザが流行ってるし,ちょっと風邪気味だったでしょう(^_-).寂しかったですが“彼の分も楽しんで来よう”と言う気持ちで残り3人で一里野スキー場へ...

ゴンドラの上に富山労山のパーティ(10人ぐらいも居た!)に会いましたがとても親切な方々で,“お先にどうぞ”...前日は雪降ってたみたいなので自分らでラッセル(>_<).でも気温が暖かくて雪質(新雪)も結構良くて,最初から最後まで浅瀬さんにラッセルしてもらったし,気持ちの良い登りでした.

10:50ぐらいにしかり場分岐に到着.富山のパーティはまだ後に居たってことは,そんなに遅くなかったでしょう!そこで一休み.新雪は意外とありましたし,谷の下にどうなっているか心配でしたし,谷で滑るのをやめて,安全第一に尾根で滑ることにしました.ところが,尾根一本間違えて,シール無しの登り返しの面倒くささを始めて知りました.正しい尾根にやっと着いて,藪と戦いながらパウダーを楽しめました.雪質は意外とよかったです!

方向はちょっと適当にとっていたので林道より上に沢に出ました.そこで渡れる所を見つけるまでちょっと大変でしたが1時半ごろに林道に出ました.後はゆっくり林道でスキー場に戻るだけ...

予想以上に楽しかったです!

記:ジョアンナ






<動画コーナー>

2009年2月6日金曜日

2月の予定

2月7日  妙高・三田原山 三津野、中村(小松)ほか2名
                 高橋(めっこ)ほか3名
      越中・金剛堂山 浅瀬(めっこ)ほか4名

2月8日  奥飛騨・四ッ岳 形屋、ジョアンナ(フウロ)、浅瀬、高橋(めっこ)

2月14日 白山・大門山不動滝谷 高橋(めっこ)

2月25日 定例会 20時~22時 県連事務所(野々市町)

2月28日 白山ワンデイ 形屋(フウロ)、浅瀬(めっこ)
       戸隠・乙妻山 高橋、永井、崎田(めっこ)、ジョアンナ(フウロ)

*予定はあくまでも定例会時のものですので変更の場合もあります。