2009年2月9日月曜日

失敗は成功のもと【奥飛騨・四ッ岳北面台地(猫岳経由)】



日時 2009年2月8日
メンバー 高橋、浅瀬、横田(めっこ) 形屋、ジョアンナ(フウロ)


朝3時30分に集合して横田さんの待つ平湯へ向かう。途中まで全く雪の気配がなかったものの道の駅を過ぎたあたりから雨が雪に変わり心が弾む。

横田さんと合流し、キャンプ場へ向かうとぞろぞろと車がやってくる。ベルグラの柴ちゃんにも遭遇し、雪不足であるからか皆行き場に困り同じエリアに集中してしまうのか?

カリカリ斜面に新雪が乗った状態で登りにくい尾根だが、先行パーティーを怒涛の勢いで追い越すと渡渉点への分岐を見落としてしまい、違った尾根をひたすら登ってしまう。いずれ合流できるだろうという甘い読みが外れてしまい、藪の濃い痩尾根を怒涛の勢いで進む形屋さんを呼び止めることができず、二度と戻ることはできなかった・・・。

四ッ岳のピークハントはあきらめ、とりあえず大崩山経由で猫岳に向かい、最悪猫岳のルートを戻ってヒッチハイクでキャンプ場へ戻るつもりだったけど、みんなの熱意もあり、猫岳くらいには登り、そこからコルを経由して北面台地へトラバースする計画に変更する。

なんとなく失敗山行の雰囲気がして嫌な予感がしたのだけど、これが大
成功!。猫岳頂上からコルへ向けての斜面は吹きだまった雪がフカフカで予想外の大当たり!四ツ岳直下のカリカリ斜面に比べれば、ノントラックパウダーをいただくことができたことでテンションがあがる。そのまま元気よくトラバースもこなし北面台地へ向かう。











↑ベルグラPが四ッ岳から撮影した猫岳に偶然僕らが写っています。
さて、分かるかな?(クリックして拡大してみよう!!)


台地は地形が複雑な上、樹林の間隔もそれほど広くなくテレマーク向きではないのが解せないが、雪質が良さがその分を補ってくれた。にしても、見通しの悪い尾根では下る方向が定めにくく細切れ状態の滑りとなってしまう。二度と失敗はしたくないとの思いから、今回はしっかりとコンパスをふりつつ樹林の間を滑り抜ける。どうにかこうにか登りのトレースにたどり着き、行きで見逃した渡渉点も無事に通過しキャンプ場に戻ることができたのであった。

予想に反し天気も雪質もよく、はたまた登りの尾根を間違えしまった失敗も終わってみればなんとも楽しい思い出となってしまい、色褪せないうちに思い出話を語るべく、そのまま居酒屋へ向かってしまったのであった。

(猫岳直下の滑り)




(四ッ岳北面台地の様子)


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