2010年3月30日火曜日

デーンと聳える越前甲

山行報告【越前甲 山スキー】
日時:平成22年3月28日
メンバー:鮎川、崎田、下村、浅瀬
山域:越前甲(越前大日山)

白峰から谷峠を越える道すがら薄明るくなる山々を見つめて、「白山の西側は雪無いねー」と一同溜息をつく。今日のルートは大丈夫か?と一抹の不安を抱えながら車を走らせる。
林道は思ったより先まで除雪されており、h=570くらいまで入れた。この先の林道も雪が繋がってそうだ。
 
鮎川さんが狙っていた越前甲の南のゲジゲジの隙間を縫うルートは、下から見た限り繋がって無さそう。ありゃダメですぜ、親分。

 
6:30、林道を歩き始める。前日のものと思われるツボ足トレースを追いかけるように登山道沿いに行く。途中でテント泊の人もいる、宴会山行ですか?
曇り空からチラチラと小雪が舞う中、「4ヶ月ぶりの山行やわ」というスキーインストラクター崎田さんはちょっとペースが掴めない様子。

下から見上げる越前甲、ドカン!と聳え立つ容姿は白山とは思えない険しさ。
 

尾根筋に上ると、カチカチに氷化した雪にうっすら新雪と、上りにくいことこの上無し。一箇所スキーを脱いで、上に行くほどに風と雪は強くなる。先行く鮎川さんも後の下村さんも真っ白な視界に遮られて見えない。「おーい付いてきてるかー?」
突風吹きすさぶ山頂とおぼしき所に到着。

 寒っ!早々にシールを剥がして、北面にエントリー。
滑り出しはなだらかで雪も吹きだまってて雪もよし。ちょっと下りた所で斜度が出た上クラストした上に新雪が乗っててちょっといやらしい。が、雪崩れる気配が無いのが助かる。下村さんはガリガリガリと苦労して下るが、崎田さんはサクッと滑り降りていく。


しかしその下は超快適の一言。U字状の谷を先を争うようにして滑り下りていく。

少し谷割れも出てくるが、順調にH=800あたりのダベッとした辺りを目指す。
標高さえ下りれば小雪が舞う穏やかな山ん中。まったりと昼食タイムをとった後は、シールを貼って登山道尾根に上り返し。
あとは上りトレースを下って帰り、ちょうど雨がポツリと降り出した頃、11:40に車に到着。
帰りは桑島の共同浴場(旧、ホテル八鵬)450円に浸かり、早々に帰る。
半日コースとしては最高ですな。

2010年3月25日木曜日

超お手軽半日ルートでパフッ

大日ヶ岳カマス谷
日時:3月21日(日)
山域:大日ヶ岳
メンバー:浅瀬、福島

朝起きると強風が家を揺らしている。こんな日に山行?ん~?
集合を遅らせて様子見。

6時、風が収まってきてる、天気予報も午前なら少し持ちそうだし、福島、とりあえず行ってみるか。
カーナビのリモコンが壊れ、おかげで道に迷ったりしながら高鷲スキー場に到着したのが9時、遅すぎ。
標高も高い事もあって天候は雪である。風も心配した程ではない。
リフト券売り場の行列に並びチケットを購入しようとすると、「登山券は中のインフォメーションで買って下さい」とまたしてもタイムロス。
登山届けを出して登山券1500円を購入し、ゴンドラトップへ。
ここで福島のお下がりスキー一式のスキービンディング調整に手間取り、スタートできたのが10:20。お、遅すぎる。
ウィンドクラストした雪にシールを効かせて登る。初山スキーの福島も上手いこと上ってくる。
今日のルートは天候と初心者同伴ということもあってお手軽ルートとして選定したルート。
だが尾根上はカリカリの氷化した雪であまり嬉しくない。
小ピークを巻いたが鞍部の少し上に出てしまった。
ちょっとだけ滑る所で福島がターンをミスって転ける。「止まれ!」と叫ぶが為す術もなくカリカリカリカリ・・・・と滑り落ちていく。
が、なんとか立木の所で止まってくれた。ホッ。ちょっとだけ色々な事を考えた瞬間でした。

大日ヶ岳の山頂は、11:30頃。
強風吹きすさび視界は悪い。
お地蔵さんに御挨拶して、スキーシールを剥がす。
大事を考えて同ルート下降と思ってたが、先のカリカリカリ・・をスキーで滑るなんてとてもとても。
カマス谷は問題無さそうなので、福島、こっちにエントリーしようか。
と、これが大正解。
気温が低く風下の谷にはちょどいいぐあいにパウダーが溜まってる。
「きゃほー」と思わぬパウダーに2人で歓声を上げながら滑る。
福島、スキーはオレよりもよほど上手いね、安心安心。
あまり滑り降り過ぎないようにして、早々に右手の尾根をトラバース気味にルートを選び、右へ右へ。
適度に谷を滑りながら帰りのルートを探す。
完全に川が出ている所に阻まれ、7m程スキー板を担ぎ上り、12:30スキー場へ。

出発が遅かったにも関わらず思わぬパウダーをゲットした上、早々に帰る事ができた。
初級半日コースとしてはお勧めですな。
なお高鷲スノーパークは庄川SAのスマートETCから近いし、コンビニもひるがの高原にあって便利。
でも駐車券で1,000円とられるのと、金沢→高鷲スノーパークまで片道150kmもあるんだよね。

2010年3月24日水曜日

南風に吹かれ<大門山不動滝谷>

日時 2010年3月20日(土)
メンバー 高橋、浅瀬(めっこ)

天気の良い日はいつも職場から眺める事ができる大門山であるが、
4、5年前の大雪の時に行ったきりその頂きに立っていなかった。
今年は雪も多そうだと思い、改めて挑戦してみることに。

4時に大桑の駐車場に集合して西赤尾へ向かう。林道は始めから
雪がつながっているようで一安心。が、所々で雪が切れており
何度か板を外すことになる。

林道のヘアピンカーブも、以前
は谷沿いにショートカットできた
にもかかわらず今年はかなり難しい状態。仕方なく、林道をそのまま
歩き、ちょっとだけショートカットする。

二人とも近頃全く歩いておらず、その上、南風が吹き出したら気温は
一気に上昇する。なんとなく二人とも無口になっているかと思いきや
単にばてばてだったのである。

なんとか山頂についたならば、南風の強風がお出迎え。それでも頂上
はやはり気持ちがいい。この時ばかりは楽しく会話がはずむ。

予定では不動滝谷を下ってから、ブナオ峠に登り返す予定であったが
なぜか浅ちゃんの兼用靴のバックルが破損しており無理に滑ることは
あきらめる。尾根筋を戻ろうかと思ったが、やはり谷筋には心がひかれ
少しは滑ってみる事に。

数日前に降雪があったらしく、その上、気温の上昇も重なれば雪が重く
滑りにくい事この上なし。折角の滑りもいまいち楽しくなく、適当なところ
からトラバースして尾根に向かう。

結局、300m程度しか滑れなかったが今日の雪質なら仕方がない。
なんとなくモチベーションもあがらず峠からそのまま林道をたどる事にした
のが大間違い。

結局、少しは登り返して尾根筋を滑るべきだった。

体調がすぐれず内容的にはいまいちではあったが、後日、大門山を振り返れば
やはり
楽しい思い出となるのであった。

近場の山といいながら、街から見渡せるピークに立つのは本当に気分がいいもの
である。

























2010年3月14日日曜日

素晴らしき日<荒谷右岸尾根>

日時 2010年3月14日(日)
メンバ− 鮎川、横田、浅瀬、高橋(以上めっこ)内田(ハイキング)

総会翌日の山行は近場で楽しむ事にする。

5時集合のはずが、起きたら5時でまたもや遅刻。
急いで準備して現地に直行するとみんな待ってい
てくれた。感謝感謝。

林道を今シーズン初となるシールの感触を確かめ
ながら歩みを進めると、天気の良さも手伝って
楽しい気持ちになってくる。


上りながら、笈、大笠の美しい山並みを見る事ができ、
また、ピークでは白山の絶景を拝む事ができた。



肝心の滑りであるが、残念ながら最中状の雪が気温の上昇
とともにゆるみだしとても滑りにくい状況だった。
しかしながら、本当に素晴らしい天気であることから満足である。


ごちゃごちゃ書くのではなく、素晴らしき日の様子は
画像と動画で味わってください。