2009年4月18日土曜日

悪名名高き雪崩の巣【穴毛谷】

当初穴毛谷の側稜を1泊2日で登る予定だったけど、仕事の都合で土曜日が潰れ、日帰りで穴毛谷から抜戸岳を往復してみました。

日時 4月12日(日)
メンバー 高橋、浅瀬(めっこ)
ルート 蒲田川左俣林道~穴毛谷~杓子平~抜戸岳(往復)


朝3時に金沢発。この日32歳を迎えた僕は素敵な女の子と一緒ではなく、いつものとおりポンちゃんと一緒に山に向かうのであった。5時過ぎには中尾温泉に到着し、5時30分発となる。先行者もなく、後続もないようで僕らだけで雪崩れの巣と言われる悪名名高き穴毛谷に足を踏み入れる。

谷の様子は、なるほど雪崩れの巣だなとわかるとおりやばい感じである。出だしはしばしつぼ足で歩くが途中からはスキー登行が可能となる。

順調に高度を上げ、穴毛谷の名前の由来?となっている岩を通過し、すばし進むと大滝に出くわす。ただ穴毛大滝はそれほど大滝ではなくすんなり通過し、杓子平に出る。





杓子平はそれまでの谷の陰鬱さとは異なり開放的な雰囲気に包まれ幸せ感を感じるが、ここらあたりから異常に気温が高く感じるようになる。抜戸のピークが見えてからが長く感じる。えっちらおっちらだだっ広い山腹を登り切り、最後は雪庇の切れ間をくぐり抜け頂上へ。

頂上では雷鳥との会話を試みしばしまどろんだ後、下山する。といっても、雪は腐り果て、快適な滑降とはいかないが快晴の空のした、広大な杓子平の滑降は気分がいいものである。大滝の乗り越しポイントを探すがここが難関となり、ポンちゃんは過呼吸気味になるほどドキドキしたらしい。まあ、滑り出しの雪庇ドロップインもドキドキしたらしいけど・・・







なんとか難所をクリアして一気に下山と思いきや、雪が重すぎてテレマークターンどころでなくとりあえずすべり下りるのがやっとである。ポンちゃんも必死の追尾で特段遅れもせずなんとか下山。




帰りは堰堤建設用の資材運搬路をだらだら歩き車止めまで。温泉に漬かればポンちゃんも元気になる。風呂やのおかみさんに穴毛谷に行ってきたことを告げると「捜索に行ってきたの?」と聞かれればなんだかいけないことをしたような気がしてしまった。


時間的な余裕もあることから、高速1000円制度を活用した新たなルート開拓と称して高山経由で帰沢を果たすが、結局距離的に不利なことが判明した。

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